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資金計画・住宅ローン・税金

この仕組みを知らず火災保険加入は損する!不動産屋・銀行・保険代理店のそれぞれのメリットを解説

投稿日:2019年1月20日 更新日:

建売を購入すると、ほぼ100%で加入しないといけないのが火災保険です。(火災保険なんて加入しないぜ!っていっている奴はこの記事を読んどけ。)

火災保険は必ず加入しましょう。

火災保険を加入する契約は、所有権移転の引き渡し時に行います。よってそれまでに加入する火災保険を決めておかなければなりません。

火災保険に加入する方法は主に3つあります。

火災保険に加入する3つの方法

☑不動産屋経由で加入する

☑銀行系経由で加入する。

☑保険代理店で加入する。

この3つです。それぞれに銀行・不動産屋・保険代理店にはそれぞれメリットがあり、当然ですがデメリットもあります。

でも多くの人って、引っ越しの準備があったり、仕事が忙しくて、正直火災保険なんてあまり気にしていられないポイントですよね?

そこで今回は火災保険の3つの加入方法のメリットとデメリットをご紹介させていただきます。

 

不動産屋経由で火災保険に加入するメリット

火災保険:不動産会社特有の団体割引(10%)安くなる場合がある。

不動産会社経由で、火災保険の加入をする最大のメリットは、保険会社と不動産会社の提携による団体割引が使用できると言うことです。(会社で払う団体割りとは別)

保険会社も不動産屋が紹介してくれるお客様の契約数・保険料にに応じて団体割引のパーセンテージが変わるのですが、10%以上の割引率をいきなり適用することができます。

私が勤めていた会社では、東京日動で10%の団体割引が適用されていたので、お客様に一生懸命提案していた記憶があります。

当然ですがその団体割引は不動産会社によって利用できる保険会社・パーセンテージは異なるので要注意。

後にも紹介しますが、保険代理店では団体割引が使用できませんので、不動産会社ならではのメリットといえます。

 

火災保険に加入する建売のエリアによって、特約の有無などを提案して貰える(専属商品もあったりする)

 

火災保険は家の家事だけを保証する保険ではありません。火災保険は別名【住宅総合保険】といいます。

火災はもちろんのこと、落雷・風災・爆発・洪水(特約が必要)・土砂崩れ(特約が必要)・盗難・家財まで幅広い範囲の保証があります。

大雨の被害でも火災保険は下りるんです。

大雨による床下浸水でも火災保険は貰える?水害で補償される条件とは

 

ただ幅広い範囲保証してくれる火災保険ですが、何でもかんでも保証額を高くし、全ての範囲に保険を掛けようとすると、保険料が10年で60万とか、70万とかの金額になりかねません。

例えば、高台で川も遠いのに水災特約はいらないですよね?

あとうっかり破損など子供が傷つけた物を保証する特約も、子供が大きければ特に不要です。

そんなときに不動産屋の担当者がエリアによって、不必要な特約を外す事を提案することで、必要最低限の保証にし、火災保険料を安くする必要があります。

但し、不動産会社の人は、保険屋のプロではありません。

火事発生率や保険金請求率などを知るすべもありませんから、全てを鵜呑みにすると、やっぱり必要だったなと思う特約も出てくる可能性も0では無いって事に気をつけてください。

元不動産屋:秋 だい

私の場合はFPは持ってますが、保険屋のプロではないので、依頼する保険会社の担当をお客さんに紹介し、保険会社から提案してもらってました。

不動産屋だけの意見じゃ怖いって思う人は、不動産屋から保険会社の担当を紹介してもらうことをオススメします。

 

不動産屋経由で火災保険に入るデメリットは提携している保険会社が1社のみ(商品が少ない)

 

不動産会社が提案する保険会社・プランは団体割引が利用できるものの、必ずしも安いわけではありません。

本来なら不必要な特約も保険会社の成約により付属しなければならないってパターンもあります。その結果、割引は使えたけど、総額が高くなったって事もあり得ます。

また不動産屋が積極的に提携以外の火災保険会社探すって事はありません!これは断言します。

 

不動産会社の人間からして見れば、お客がどこの火災保険に加入しようが関係ないわけであって・・・不動産会社があなたに火災保険を紹介するのには必ず不動産会社に取ってメリットがあるからです。

多くの場合は、担当営業マンに火災保険の紹介として3,000円~5,000円程度の歩合が付いたりするのですが、私は特に歩合が貰えなかったので、見積もりはおろか、紹介するのも辞めました。

決済さえ終われば良いんです。⇒コレが本音。

 

銀行経由で火災保険に加入するメリット

金融集団割引で費用が安くなる。(10%以上)

 

銀行経由で火災保険に加入する最大のメリットは、不動産会社同様に銀行独自の団体割引制度があると言うことです。このことを金融集団割引と言います。この制度は金融機関しか使用できません。

金融集団割引を利用するためには、その銀行の住宅ローンを組むことは条件です。

楽天銀行で借入れする人が、楽天銀行の専属の火災保険を利用した場合、最大で15%も割引が適用されるという、不動産屋の団体割引よりも更に安くなる銀行もあります。

 

不動産屋よりも安い金額で火災保険に入ることができるが最大のメリット!

基本的には不動産屋の火災保険と住宅ローンを利用する銀行での相見積もりは必須ですね。

 

ローンにも火災保険料を含むことができる上、銀行によっては月々の支払いのところもある

 

自己資金を持っていなくても、利用する住宅ローンとあわせて借入れすることができます。

一括払いができるのであれば一括払いをしてしまった方が火災保険は得です。

銀行が紹介する保険商品の中には、10年一括契約をしても、火災保険料を月々で支払うパターンもあるので、まとまった自己資金が無い人にとっては、かなり助かる支払い方法です。

銀行経由だと、保険も住宅ローンも1本化されているので、支払い方法に融通が利くのもメリットの1つ!

尚多くの方は、金利上乗せの方が得する事が多いです。

詳しくは住宅ローン保証料はいくら?一括払いと金利上乗せどっちが得かを解説をご覧ください。

 

銀行経由で火災保険に入るデメリットは不動産屋同様に利用できる保険商品が少ない

 

銀行も不動産会社と同様に売り上げなどによって割引契約を結んでいるため、銀行の金融集団割引が利用できる保険会社も各銀行決まってます。

そのため、不動産会社の保険同様に、不必要な特約も加入することが条件付けられている保険だって存在します。

結果、割引は使ったけど総額で見ると高いな・・・って事はお客様の見積もりを見せてもらった時に結構ありました。

 

また銀行員も金融商品・住宅ローンのプロではありますが、保険のプロではありません。手続きが事務的だったって意見も聞きますし、ネットでもそう書いてありました。

金額がベストだったら、銀行経由で火災保険に加入するのも有りです。

ココに注意

銀行が販売している火災保険に加入したしても住宅ローンの金利が安くなったり、逆に銀行の火災保険に加入しなかった場合、不利になるって事はありません。

保険業法により、住宅ローンを安くする・不利にするなどを理由に火災保険を販売するのを禁止されているので、どこの火災保険でもOKです。

 

保険代理店で加入するメリット。

銀行や不動産業者経由で紹介されなかった保険の無い独自の割引制度がある

 

保険代理店は銀行や不動産屋のように団体割引という物は存在しません。

しかし保険代理店を利用する最大のメリットは、不動産会社や銀行で紹介されなかった様々な保険商品・プランを選べるって事。その中には団体割引よりも更に大きい割引が存在します。

例えば購入した物件がオール電化だったとします。オール電化は火災発生率がガスよりも2割以上少ないと言われております。

不動産会社が利用する保険会社ではオール電化に対しての割引が無い場合は、団体割引の10%程度の割引になりますが、AIG損保を利用するとオール電化割引と言うことで最大22%の割引率を適用することができます。

物件の仕様・エリア・立地によって火災保険の割引率・金額って言うのは変わってくるので、不動産会社・銀行が一番安いって事は無いわけです。

 

保険を自分で選ぶことができ、実際に保険金を受け取るときの窓口と直接契約ができる。

 

保険代理店で加入するメリットで忘れてはいけないのが、実際に損害が起きたときの問い合わせ窓口と直接契約できるって事。

実際に請求する保険代理店の担当と顔見知りになっておくと、安心感もありますし、直接契約してくれたお客さんですから、全く知らない人の手続きをするよりも、保険会社への保険金請求にも力が入る物です。

 

もし不動産屋経由や、銀行経由だと、担当の人とは会えますが実際に損害が起きたときの保険代理店の人ではありません。

そのため、損害保険金を受け取る際の連絡として方法としては不動産屋⇒不動産屋と提携している保険代理店⇒保険会社と保険会社までの距離が遠い上、保険金を請求する保険代理店の担当と知り合えないって言うデメリットがあります。

人間ってそんなもんです。

 

保険代理店で加入するデメリットは、同じ商品を銀行と不動産屋経由で見積もりを取ると値段が高い。

 

保険代理店では保険会社による団体割引を利用することができません。

団体割引が利用できる銀行や不動産会社と同じ商品を取り扱う場合は、保険料が割引が使えない分高いって事が挙げられます。

保険代理店で安く利用する為には、代理店の提案力で必要最低限の保証にし、不必要な特約が外せるかにかかってます。

 

まとめ

ココがポイント

☑不動産会社経由で火災保険を依頼すると、団体割引10%が利用できるが、保険商品は1社しか使用できず、ほかの火災保険会社の見積もり依頼はやってくれない。自分でやる必要がある。

☑銀行経由は金融集団割引で楽天銀行だと最大15%も割引利用ができる。しかし不動産会社同様に専属商品のみとプランなど特約は限られてしまう。

☑保険代理店で加入すると、様々な保険商品の中から・プランなどを選べるので独自の割引が使用できたり、保険金請求時に保険金を請求する代理店と直接契約ができるのがメリット!但し銀行・不動産屋のような団体割引はないので不動産会社などの同じ商品を加入する場合は高くなる。

完成している建売だと、火災保険を決める時間はたったの2週間~3週間程度しかありません。

そのため火災保険の保険商品・プランは勿論、保険金額も気にせずに契約している人が多いです。

不動産の値引きは頑張るのに、火災保険は言い値で契約しているみたいなもんです(笑)

それでは勿体ないので、新築戸建ては火災保険の選び方で10万は変わる?保険料を安くする6つの方法から相見積もりを行う事をオススメします。

 

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